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コロナ感染第一波、医療を受ける権利は満たされたか

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202006/566040.html?n_cid=nbpnmo_mled 第一波で最大の問題は検査を受ける権利が蹂躙されたことでしょう。 検査のボトルネックが保健所だったことは広く知られていますが、その保健所の医師の証言がのった記事で、興味深い内容です。 これを読むと、原因がいくつか浮かび上がります: *感染が広がったにも関わらず、保健所の人的物的リソースが拡充されなかった *民間など、他のリソースを活用する努力がなされなかった *そのため保健所がボトルネックとなってしまった *保健所は(おそらくは厚労省のガイドラインにそって)、検査へのアクセスを絞ることでこれを解決しようとした。 つまり他の病気でないことがはっきりするまでは検査を行わなかった(最も簡単な感染者発見プロセスは、求められればまず検査をすることなのですが) 医療を受ける権利は、100%保障されるわけではありません。しかし国家と社会は権利を保障するために最大限の努力を払う義務があります。政治的には、政府がその責任を果たしたかが問題です。 第一波では、保健所のレベルで言えば、リソースの供給、民間などの活用による負荷の軽減が必要でしたが、それは果たされなかったし、政府がそのために努力した形跡が見られません。 中国で感染が拡大したのは12月、医療を受ける権利を国家が保障できない事態に至ったのは1月でした。それから日本で感染が本格化するまで、十分とは言えないが時間はありました。この間に政府が、やる気がなかったのか無能だったのか、いずれにせよ必要な努力を行わなかった用に見えます