現金移転cash transferは貧困をなくせるか:ザンビアでの調査1

貧困者の三分の二は中所得国に住むという報告書について、前に紹介した。アフリカも成長著しく、ザンビアもこのままいけば遠からず中所得国に。しかしご多分にもれず貧困層はむしろ拡大している。

成長し、政府の懐も豊かになりつつあるのに貧困は増えている。新しい現実に対し、援助ができることはあるのか?

これに答える試みとして近年注目を浴びているのが現金移転だ。貧困者に直接現金を配る。貧困者を支援する一番の近道だ。今回はザンビアでその試みを調査する。

貧困者は怠けるのではないか、無駄遣いするのではないかとの疑問は当然だが、実はこれらの疑問にはすでに答えが出ている。現金移転は、ラテンアメリカで制度化され、すでに数千万人を対象に実施済みで、膨大な調査からこうした疑問が杞憂であったことが明らかになっている。

さらに、貧困者の暮らし、健康、教育へのプラスの効果が確認されている。

アフリカでも現金移転は10年ほど前から各地でテストが行われており、ザンビアはそのフロントランナーだ。

わたしは三年前にザンビアの現金移転について紹介したが、その後資料が途絶えていた。今回の調査はこのパイロットプロジェクトがどう発展(あるいは消滅)したかを知ることが目的だ。

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