「投票より参加の場を」 世論調査に見る政治参加の姿勢

総理府が毎年実施している世論調査(社会意識調査)に「国の政策への民意の反映方法」というのがある。2011年のデータを見ると、「自覚して投票する」を「参加できる場を広げる」が上回っているのが目に付く。

国民の意識は、すでに形式民主主義から参加型民主主義に変わっていると言える。

「参加できる場を広げる」は、「政治家が国民の声をきく」「政策に関心を持つ」についで三位となっている。

他の項目の割合が長年あまり変わっていないのと比べ、「投票」と「参加」のシェアは、20数年にわたってゆっくりと、一方は低下し、他方は上昇してきた。

両者の順位が逆転したのは2008年。いつの間にか日本人の民主主義観は、投票から参加へと変化してきたことになる。
http://www8.cao.go.jp/survey/h21/h21-shakai/images/z28.gif

ついでながら、高齢者ほど参加への意欲は低い。参加意欲のピークは30代で、その後世代が上がるに連れ低下する。民意の反映方法として参加を挙げる割合は、70歳以上では30代の三分の一以下の7.8%まで縮んでしまう。反対に高齢世代ほど投票を重視する姿勢が顕著だ。
http://www8.cao.go.jp/survey/h21/h21-shakai/images/z27.gif

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